2010年3月29日月曜日

ETC型新人 '10/3/27

(E)会釈せず(T)通過してゆく(C)闖入者
~今年の新人は「ETC型」
入社式前から研修を実施する企業が増えている。言葉遣い、先輩への態度…。顧客への接し方以前の『ちょっとしたものの言い方』(パキラハウス著)の躾である。家庭も学校も地域も、その機能を喪失して久しい。賃金という対価を以ってしてはじめて躾の授受がなされる、こんな日本に誰がした、いや、『こんな日本でよかったね』(内田樹著)?
# 「高速値下げ 09/3/20」も参照。

デニソワ人 '10/3/25

百万年上れば兄弟デニソワ人
~未知の系統の人類、4万年前シベリアに
シベリアに眠る4万年前のデニソワ人は、約100万年前に我々ホモ・サピエンスと枝分かれしたという。その共通の母親は一体どんな顔をしていたのだろう。命をつないできたミトコンドリアDNAに、感じざるを得ない畏敬の念。

2010年3月24日水曜日

砂の太陽 '10/3/21

春風や砂に塗れて日が昇り
春の嵐が通り過ぎ、中国から激しい「黄砂 09/2/11」がやって来た。満月のように見える太陽に、何かの予兆すら感じてしまう不気味な朝だった。

孩奴 '10/3/19

豊かさに子どもを産めぬ一人っ子
~上海市両会で「子どもが産めない」問題が討論
中国ではわが子の奴隷になるという意味で「孩奴」という言葉があるという。「一人っ子政策」で育った世代にとって、自らのライフスタイルを犠牲にしてまで子どもを育てる気にはなれないのだろうか。ここにも、豊かさへの途上ゆえに、中国の苦悶がある。

禁輸案否決 '10/3/18

フカヒレもトロも食われぬエコロジー
~クロマグロ禁輸案、否決
クロマグロ 08/11/25」のワシントン条約適用が見送りになり、漁業関係者は胸を撫で下ろした。でも、否決の背後には資源をあさる中国の影が…。ここはやはり、科学的な水産資源の調査・分析が不可欠だろう。庶民も国際間の対立に感情的になるのではなく、冷静に科学リテラシーを養うことが大切だ。

2010年3月22日月曜日

消える白熱電球 '10/3/17

温もりを連れて消えゆく白熱球
~東芝、白熱電球の生産中止
「光る、光る東芝」のコマーシャルソングは、日本で初めて白熱電球を製造した東芝を主張していた。電化の象徴も、いつしか、「裸電球を点けたけど、また消して」の清貧や、露店、屋台舟などの情緒を演出するものになっていった。環境の名のもと、蛍光ランプやLED照明にとって代わられる人ひとり分・100Wの温もりは、静かに消えてゆく。

2010年3月16日火曜日

はぐれ鳩 '10/3/15

振り向けど後に続かずはぐれ鳩
~鳩山邦夫議員、自民を離党
飛び出しの勢いはよかった邦夫氏だが、同調を期待していた桝添氏や与謝野氏が様子見を決め込んでいるため、新党結成には程遠い。群から離れると捕食される確率は格段に高まる。弱肉強食は自然の摂理。
# 焼肉定食は御膳の料理。
# 「二羽の鳩 09/6/12」も参照。

さよなら、フェルプス君 '10/3/14

来世でも成功を祈るフェルプス君
~ピーター・グレーブスさん、死去
少し前に観た往年の『スパイ大作戦』の映像は奇異にさえ感じたが、当時は大平透の「おはよう、フェルプス君」の声のオープニングにわくわくした。誰もがその鮮やかな作戦に感心し、深い溜息をついたものだ。あのころはそれでよかった。それでよかった良き時代。

トキの受難 '10/3/10

テン敵に戦い虚しトキの声
~トキ、テンに襲撃される
もともとテンを佐渡に連れてきたのも、「害をなす」動物の駆除のためだったとか。何を食べて良く、何を食べて悪いのかテンの知ったことではない。人間の勝手な価値観に翻弄される食物連鎖がここにもある。
# 「トキ放鳥 09/10/3」も参照。

ラスト・ブルーラン '10/3/12

長閑なる夜行は遠くなりにけり
~「北陸」・「能登」、ラストラン
今回のダイヤ改正で、また少なくなったブルートレイン。なくならないうちに、乗っておきたいと、息子が友達を誘って春休みの夜行列車の旅を計画中だ。とにかく、「夜行」にわくわくするらしい。もう、ブルートレインは利便性ではなく、鉄ちゃんの嗜好品になってしまったのかもしれない。それにしても、この季節に夜行列車で函館とは、なんともはや…。

ホワイト・サンデー '10/3/14

お返しも無駄な振り替えホワイトデー
~今年のホワイトデーは日曜日
バレンタイン・サンデー '10/2/14」のお返しの日は、当然ながら「ホワイト・サンデー」。職場では金曜日に前倒しで、忘れていた男達が焦る場面があったかも。「振り替えホワイトデー」なんて無いから、ご注意。

2010年3月11日木曜日

ザ・コーヴ '10/3/9

食べたのはイルカじゃなくて海の豚
~『ザ・コーヴ』、アカデミー賞受賞
太地町では事実誤認としているが、一方で、「おまえらは牛や豚を食っているのに、イルカを食ってなぜ悪い」という反発もある。食文化に関わる争いは、さように根が深い。時空を超えた『もの食う人びと』(辺見庸著)は、部外の人々の理解を超える。

コマンドール '10/3/9

監督とビートたけしは別の人
~仏文化省、北野武監督に「コマンドール」授与
漫才師として、俳優として、映画監督として…。才能とはこういうものなのだろう。場に合わせて発現の仕方が変わっても、それぞれに異彩を放つ。「ビートたけし」は実は、恥ずかしがり屋の自分を隠す仮の姿?

2010年3月8日月曜日

内覧会検査 '10/3/7

キズですか拭いておきます内覧会
~マンション内覧会検査にのぞむ
『良質なマンションを手に入れる』(村上健著)ためには、「内覧会」ではなく「買主検査」と心得るべし。というわけで、もはや住宅購入にさえ高揚感はないが、夫婦で必死に物件の「検査」にのぞんだ。最初は機嫌よく応対していた施主側も、われわれの仔細なチェックに、次第にイラツいてきているのがわかる。でもね、キズは「直す」ものであって、「拭きとる」ものではないだろう?

小惑星衝突説 '10/3/5

恐竜は隕石辞任で鳥になり
~恐竜絶滅、小惑星衝突説で決着か
『恐竜はなぜ鳥に進化したのか』(ピーター・D.ウォード著)と尋ねられて、うまく答えられるだろうか。メジロのような可愛い鳥を見ていると、彼等がT-REXのような獰猛な恐竜の子孫とはとても思えない。小惑星衝突、酸素濃度…。理由はともあれ、進化してくれてよかった。

愛子様の不登校 '10/3/4

飛び出すな愛ちゃん泣かすな暴れるな
~愛子様、学習院欠席中
「好奇に満ちた報道への予防線か」などと、宮内庁の発表は様々な詮索を招いている。飛び出したり騒いだりする生徒はどこの学校にでもいるものだから、学習院も普通になったということもできるのだが…。とにかく、またひとつ、雅子様の「ご心労」の種が増えたことだけは確かなようだ。

ウィキペの悩み '10/3/4

誰がためにウィキペの辛きボランティア
~日本版Wikipedia、管理に悩み
日本のWikipediaは芸能やアニメ、ゲームに席捲され、管理人が「低俗な」情報の整理に手を焼いているという。本来の学術目的が追いやられては、高邁なボランティア精神にも影響することだろう。日本人の公共性はまだまだ。どこかの国を批判する資格などない。

ののちゃん帰宅 '10/3/1

ののちゃんはどこで道草朝帰り
~「ののちゃん」、連載再開
「ののちゃん」が帰ってきた。わが家の常なる話題のひとつが久しく途絶えていたから、いしいひさいち氏の復帰を待ち侘びていた。一瞬で読み切ってしまう4コマだが、その制作には毎日どれほどの手がかかっているのだろうか。もう若くないのだから、あまり無理しないで。

ソーラー銀傘 '10/3/1

銀傘のパワーで照らすエコナイター
~甲子園の銀傘にソーラーパネル設置
ソーラーパネルを敷き詰めるなら、もう「銀傘」とは呼べなくなるかもしれない。エコロジーなのか、エコノミーなのか。電力料金の節約、つまり「カネになる」のだから、「金傘」のほうがよいのでは?

2010年3月4日木曜日

500系のぞみ '10/2/28

窓際の肩身も狭し500系
~500系のぞみ、引退
チューブ状の車体で窓際の席に少し圧迫感があった500系。ラストランともなれば、寂しい気がする。今回も、「撮り鉄 '10/2/16」たちの取締りで大変だったとか。世界最高速を誇った列車も窓際族へ。

大津波 '10/2/28

右下の碁盤を襲う大津波
~大津波警報発令
わが家の日曜お昼の楽しみ「NHK杯囲碁トーナメント」に、チリ地震の津波が襲って来た。なんと、津波情報が碁盤の右下を隠して見えないのだ。平野官房長官の「あらゆる手段を用いて情報を提供する」との命令を忠実に守っている。ちょっと、やりすぎではないか。それとも、「目隠し碁」の余興?

2010年3月2日火曜日

名古屋へ '10/2/27

静けさに花の恵みや天守閣
~名古屋へ嫁ぐS恵さんへ
餞に一句ひねろうと思ったが、名古屋に因んだ最後の5文字がなかなか出てこない。「エビフライ」や「味噌煮込み」ではちがったものになってしまう。どうも、名古屋に情緒のある言葉は合わないらしい。結局、「天守閣」というような、ありふれた象徴に。でも、きっと、住めば都。

アビーロード '10/2/23

帰らない日々を横断アビーロード
~アビーロード・スタジオ、歴史的建造物に
中学時代、クラブの小旅行で、レコードのジャケットを真似して、ほとんど車の通らない道の横断歩道を歩いて記念写真を撮ったのを懐かしく思い出す。そういえばポールも、離れていくメンバーの心を思い、ひとりアビーロード・スタジオでLPを編集した。道を渡ればもう帰れない、青春の日々。
# 伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』も『アビーロード』からの引用だった。